ベンズレザーを使用した、
MOMOTAROオリジナル・オーダーベルト。
使うごとに風合いを増す、ホンモノの風格。
その何たるかを知る。
ベンズレザーとは、牛の背中~尻の部位の革を指し、
牛革の中では最高ランクに属する。
腹の部分はベリーと呼ばれ、薄く柔らかいため強度としては劣る。
対してベンズは、運動量が多いことから繊維が最も細かい部位であり、
これにより密度のある強靭な革となる。
耐久性が高く、味わい深い経年変化を楽しむことが出来る。
現在、市場のレザーの多くは化学薬品を使用するクロム鞣しによるものだが、
桃太郎ジーンズのベルトには伝統的なベジタブルタンニン鞣しのレザーを使用。
これは植物タンニン溶解液の入ったピットへ、皮を漬け込む作業を繰り返す技法である。
国内でも数社しか存在しないタンナー(皮革素材製造業者)、
これにより密度のある強靭な革となる。
栃木レザー株式会社によるベジタブルタンニン鞣しレザーは、自然な風合いが楽しめる。
バックルは真鍮製。シルバーはそこからメッキ加工が施されている。
使うほどに酸化し、味わいを増す金属の表情。
写真は共にゴールドの真鍮色。右が新品、左は使用後。
艶やかなそれが少しずつくすんで行く。
その頃には革の色も豊かに変化する。
ジーンズ同様、味わい深く、変化するベルト。
良いジーンズ。
ベルトにも、それに見合う“重み”を。