#1 INTRODUCTION 岡山デニムの起源・児島とその魅力

岡山デニムのはじまり

穏やかな瀬戸内海と島々を臨む、この自然豊かな景色。ここが国産ジーンズ発祥の地であり、今や“ジーンズの聖地”と呼ばれる岡山県倉敷市の児島です。岡山のジーンズは、児島の歴史と技術に紐づきます。
もともと島で米が育てられなかった児島地域で綿花の栽培が始まり、軍服や制服作りの技術が有名になり、多くの繊維業種が集積する町となりました。時代の移り変わりに応じて、戦後の日本にデニム人気が広まるなか、足袋や学生服の製造で培った技術を応用し、児島はジーンズ生産の町へと移り変わっていきます。最初はジーンズを解体し、縫い方や染め方を職人が研究するところからのスタートでした。

岡山デニムの誕生

その努力が実り1965年、ようやく初の国産ジーンズがこの地で誕生しました。さらに1973年、倉敷紡績が国産デニム生地を開発。純国産ジーンズの流通が本格化していきました。児島地区には今も200社以上の業者が軒を連ねるほか、2009年には「児島ジーンズストリート」も誕生。デニム愛好者はもちろん、欧州デザイナーも訪れる世界でも稀に見るジーンズ産業集積地にまで発展したのです。

岡山デニムの魅力

特徴的なのは、シャトル織機で織られるセルヴィッチデニムと「ロープ染色」。これにより、耐久性が高く、色落ちが美しいジーンズが生まれます。風合いの良いセルヴィッチデニムが織れる織機は現在日本にしかなく、希少なものです。熟練の職人による丁寧な仕上げが温もりと個性を与えています。これらの技術と伝統が、岡山ジーンズを唯一無二の存在にしています。ただのファッションアイテムではなく、経年変化を楽しむライフスタイルの一部として愛されています。
歴史的背景と職人の努力に支えられ、今も進化を続ける町、児島。大量生産では叶えられない“価値あるジーンズ”をつくり続け、これからも日本全国へ、そして世界へと届けていきます。
JAPAN BLUE JEANSのセルヴィッチデニムとは

#2 BEGINNING OF JAPAN BLUE JEANSJAPAN BLUE JEANSのはじまり

岡山ジーンズの確かな技術に加え、選ぶ楽しみが広がるJAPAN BLUE JEANS。
母体が生地屋であるため、さまざまなデニム生地の種類や加工のバリエーションが豊富で、経年変化をゆっくり楽しめる本格派ジーンズから、今すぐ楽しめる加工ジーンズなどバリエーション豊富に揃っています。

ハード、ソフト、ストレッチ生地など、セルヴィッチデニムをはじめとする多様な生地を使用しているため、それぞれの素材に合わせた独自の色落ちや経年変化を楽しめます。特に、シャトル織機で織られたセルヴィッチデニムは、時間と共に現れる深い色合いや美しいアタリが魅力です。穿き込むほどに、他のデニムでは味わえない個性と変化が現れます。生地によっても違いが生まれるのが魅力。

生地だけではなくボタンや革パッチといったパーツもオリジナルで作成。とことんこだわりがつまったジーンズを展開しています。
さらに、やぶれやパーツの破損など、修理サポートもしっかりと対応。お気に入りのジーンズを末永く楽しめます。
修理について詳しくはこちら

#3 FABRIC GUIDE 多様な生地の選択肢

デニム生地メーカーが母体のJAPAN BLUE JEANSが厳選するデニム生地。
それぞれの特徴から、自分の好みに合うデニム生地を選んでみてください。