2022.10.14MOMOTARO JEANS
経年変化が楽しめるインディゴワークシャツ。
デニムジャケットよりもライトでシャンブレーシャツよりもヘビー。
ヘリンボーンとドビー、それぞれの素材にそれぞれのディテールで個性が光る。
HERRINGBONE
HERRINGBONE(ヘリンボーン)とは模様の名称で、直訳すると「ニシンの骨」の意。見た目が開いた魚の骨に似ていることからその名がついた。
織物としては右綾織りと左綾織りがV字型に交互に配置されており、「杉綾織り」の和名も持っている。
ワークウエアだけでなくカジュアルからフォーマルまで幅広く使われる生地である。
本製品に使われている生地はタテ糸・ヨコ糸ともにインディゴで染色しており、着込むほどにヘリンボーンの綾目が際立ってくる経年変化を楽しむことができる。
当然、色落ちや移染には注意が必要だ。
MODEL:172cm / 72kg SIZE:40in.
─ 贅沢に詰め込まれた
ヴィンテージディテール ─
生地はハリとコシのあるインディゴヘリンボーン。
シルエットはゆとりを持たせたクラシックなイメージを保ちつつ現代的にアレンジ。
オールド感のある金属ボタン・左胸のウォッチポケット&前立てのチェーンホール・各所の3本針縫製・脇マチ空環などのディテールを詰め込んだ。
更に脇マチ部分をリベット留めし、よりタフな印象を与える。
懐中時計を入れていたウォッチポケットのデザインを取り入れた左胸ポケット
第2ボタンと第3ボタンの間の穴は懐中時計のチェーンを通すチェーンホール
錆びた鉄ボタンをイメージして製作された金属ボタン(素材は真鍮)
DOBBY
DOBBY(ドビー)とはドビー織機と呼ばれる織機で織った生地、またはその織り方の種類を指す。ドビー織機は規則正しい連続模様を地に浮き上がらせることができる特長があり、ニットの編み込み模様のように生地そのものに凹凸ができ立体感が生まれる。
生地全体に立体感が生まれるので1色使いでも無機質な表情にはならない事もポイント。連続した幾何学模様に織り上がることが最大の特徴だが、柄そのものは小さいサイズに限られる。
本製品には3本の糸を引きそろえて織り上げることで刺し子に似た表情を持つインディゴドビーを採用。こちらも色落ちや移染には注意が必要だ。
MODEL:172cm / 72kg SIZE:40in.
─ 歴史を超えるニューヴィンテージ ─
生地は肉厚で柔らかな着心地のインディゴドビー。
シルエットはゆとりを持たせたクラシックなイメージを保ちつつ現代的にアレンジ。
ザラ感のある表情は味わいのある経年変化を想像させる。
各所の3本針縫製や脇マチ空環など定番とも呼べるディテールを取り入れ、シガレットポケット仕様のポケットを左胸につけた。
これは古のワーカーたちが胸ポケットに入れた煙草が汗で湿らないよう、身頃の生地とポケット裏の生地が別になるよう袋状のポケットにしたデザインである。
シガレットポケットは底が浮かないよう左右端にカン止めステッチを入れた。
ボタンは厚みのある生地とのバランスを考慮し、シャツとしては大きめの尿素樹脂ボタンを使用。
身頃脇は3本針縫製。裾端のカン止めステッチでカラ環も解けてこない。
AGEING
経年変化が楽しめるインディゴワークシャツということで、弊社スタッフの経年変化を紹介する。
新品と比べて各所が色落ちしている分、立体的な見た目になり魅力が増しているのがわかる。
※どちらも前モデルのため、シルエットなどが異なります。
ご了承ください。
HERRINGBONE
生地が波打ち、襟もパッカリングのアタリがしっかりとついている
袖先は摩擦が多い箇所のため他の部分より色落ちが早い
DOBBY
ポケットなど複雑な部分はドビーの表情の変化もわかりやすい
タイトめなサイズ感で着用していたため、肘の裏側にうっすらとハチノスのアタリがついている
一口にインディゴワークシャツと言えども
それぞれの個性がある。
ハードな雰囲気のヘリンボーンと
柔らかなイメージのドビー。
パッと目を引く派手さは無いが、
じっくりと付き合えるワークシャツを
ワードローブに加えてみてはどうだろう。