2022.08.25MOMOTARO JEANS
出陣レーベル
スリムストレート型
0205SP、これは出陣レーベルシリーズの内、スリムストレートという形のモデルを表す。出陣レーベルジーンズの最大の特徴はバックポケットに入った2本ラインである。桃太郎ののぼり旗をシンボライズしたこれは、デニム生地と共に掠れ、育つペイントとして多大な人気を博している。
その中でもスリムストレートという形は、真っ直ぐなストレートで、細くも太くもない、中間的でありながらスタイルが綺麗に見えるシルエットである。一見一般的なようでいてスペックが高く、MOMOTARO JEANSの歴史の中でも最も高い人気を誇るモデルの内のひとつである。
シルエットはジーンズの形。穿いた時の見た目に直結する。シルエットを制す者がジーンズを制すのだ。
先述の通り、スリムストレートは真っ直ぐなストレートで、MOMOTARO 定番JEANS中、細くも太くもない中間的なシルエットである。スリムと名はつくが特別細いという形ではなく中間。シルエットがきれいに見えるという意味合いの方が近いのだ。
最も裾の細いシルエットであるナローテーパード、そして最も太いシルエットのクラシックストレートと比較してみる。ナローテーパードは裾に向かってかなりテーパードして(絞って)いる。対してクラシックストレートはあまり絞らずすとんと真っすぐに落ちている。スリムストレートはその中間、コンパクトなタイプのストレート、と言うのがしっくりと来るかもしれない。
テーパードほど絞りを効かせずすとんと真っすぐに、しかしスッキリとしたスタイルに見える丁度良い太さ。正に良いとこ取りシルエットなのである。
タイトシルエットのような細いジーンズにありがちなピタッと窮屈な感じは無く、しかし中間的でスッキリとしたシルエットであるため細身にスタイルアップして見えるのだ。穿きやすくカッコいい、そんなおいしいモデル。
このスリムストレートのきれいなシルエットには秘密がある。ストレートタイプではあるが、ほんの僅かにテーパード(絞り)を効かせているのだ。これにより、実際に穿いた時、野暮ったさの無い絶妙に美しいシルエットに計算されている。
新品と比べるとガラリと変わる色落ち。徐々にここへ向かうイメージを得るべし。
当初の濃紺から、インディゴが落ちることで徐々に変化していく色落ち。新品と色落ち後を比べると、違いはこれほどに顕著。着用する中で摩擦の大きい箇所が多く色落ちする。これは穿く人の動きのクセなど如実に反映するため、世界で1本だけの自分の色落ちになっていくのだ。
出陣レーベルジーンズは、世界最特濃、限界まで濃く染めた生地であるため、濃い部分と色落ち部分とのコントラスト(濃淡)が強く、ハッキリした見た目になりやすい。あまり特別なことをせずとも見た目にカッコイイ色落ちが楽しめるのだ。
シワの凹凸の凸部分が大きく色落ちし、アタリと呼ばれる筋状の色落ちができる。このスリムストレートは適度なゆとりと細さのある形である。そのためタイトなジーパンほどシワが多くなくバキバキ感は無い。しかし適度にシワが生じるため腰回りのヒゲや膝裏のハチノスなどが入り、自然に、丁度良く色落ちが楽しめる。
丈感ひとつでもガラリと変わるジーンズの印象。自分に合うイメージを掴む。
細身の体型でもきれいに穿ける。
187cm 78kg 31in
脚のガッチリした体型でもきれいに穿ける。
170cm 65kg 31in
ロールアップもきれいな形に仕上がる。
172cm 72kg 31in
ジーンズの印象を大きく作用するのが丈感や穿き方。同じジーンズでもガラリと変わるのが面白い。
中間型の万能シルエットであるスリムストレートは、きれいめから無骨までどんな服のスタイルにもよく馴染む。ジャスト丈で裾を降ろしていてもきれいに、ロールアップをしてもシンプルに美しい。
股上も浅くも深くもないためストレスが少ない。きれいには見えるがピタッと体型は拾わないため、まさに穿きやすく、サマになる実力派モデルなのだ。
好みが分かれるジーンズの前立て問題。
同シルエットで選べるボタンフライモデルとジッパーフライモデルをチェック。